プロジェクト概要
地域名
山口市徳地地域
対象地域の紹介
山口市の北東部に位置する徳地地域は、今から約830年前の鎌倉時代初頭、源平の争乱の最中に焼失した奈良・東大寺を再建するための用材の調達地に選ばれたところです。古くから良質の木材の産地として知られ、東大寺再建の責任者だった俊乗房重源上人(しゅんじょうぼうちょうげんしょうにん)にまつわる多くの歴史・史跡が残り、冷涼な気候と豊かな水に恵まれてイチゴ、ピーマン、しいたけ、やまのいもなどが盛んに生産されています。 地域の史跡・伝承を守り受け継ぐ地域の方の温かさや、懐かしさを感じる原風景に出会える地域です。
対象地域の課題
人口減少、少子高齢化が急速に進んでおり、地域コミュニティの活性化や農林業の担い手の確保等が課題となっています。
プロジェクトのゴール
徳地地域の課題に触れ、課題について一緒に考えていただく機会を通じて、関係人口を創出し、地域活力の向上につなげます。
受入団体名
一般財団法人 山口観光コンベンション協会徳地支部
http://www.tokudi-kankou.jp/
受入団体紹介
山口市北東部に位置する徳地地域(旧佐波郡徳地町)の事業者60団体が会員となっています。 徳地地域へ交流人口を促し、徳地地域と関わっていただくことにより、人口減少の著しいこの地域を持続可能にしていきたいと考えて活動しています。
開催期間
令和6年12月13日(金)~15日(日)
スケジュール・活動内容
徳地地域では、人口減少への危機感から、地域を支える特産品等の宝を育て、活用することで地域を残していくことを目的に市内の大学、地元の有志、行政が一体となって積極的な活動が展開されていました。
こうした活動の一つに、古くから徳地地域で親しまれていた野草茶「カワラケツメイ茶」を特産品として地域ぐるみでブランド化し、生産・販売体制を整えていく取り組みがありました。その取り組みは現在も継続しており、「カワラケツメイ茶」を中心に、ヨモギや桑の葉、どくだみ、柿の葉など、地域に自生する薬効のある野草や木の葉を乾燥・焙煎した商品が展開されています。 今回のプログラムでは、薬草茶にまつわる歴史の学習やさまざまな体験を通じて、薬草茶を切り口にさらなる特産品のブランディングと耕作放棄地の解消につながる生産能力の拡大に向けて、どのようなアプローチができるか、参加者の皆様と一緒に考えたいと思います。
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▶12月13日(金曜日)
14時00分 JR新山口駅集合
法光寺にて徳地の歴史を学ぶ
超民家やまね(民泊)チェックイン オリエンテーション
徳地の薬草茶についてのレクチャー
夕刻 地域の人たちとの夕食交流会
▶12月14日(土曜日)
午前 「カワラケツメイ茶」を使ったロウリュを体験できる大自然の中のサウナ(ヴィエハッタヴァ)
徳地の食材を使ったランチ(ヴィエハッタヴァ)
午後 クロモジ収穫と「とくぢ健康茶企業組合」加工場にて焙煎の見学
薬草染め体験
薬草ジャーナリング
夕刻 薬草茶を使用した創作イタリア料理の夕食(イタリア食堂ベケ!?)
▶12月15日(日曜日)
早朝 石風呂焚き業務の手伝い
午前 石風呂入浴
昼 島地温泉入浴と昼食
午後 振り返り
16時00分頃 新山口駅解散
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募集対象
・山口県外在住者
・プログラムの参加を通じて、山口市徳地地域の今後について一緒に考えていただける方
応募期限
令和6年11月22日(金)
応募方法
受託事業者 一般財団法人山口観光コンベンション協会徳地支部にEメールで申し込みください。
記入内容:住所、氏名、年齢、携帯電話番号、職業
宿泊・移動・食事について
宿泊:受入団体手配先に宿泊(超民家やまね)
移動:受託事業者が準備した車両で移動
食事:受入団体が手配(薬草茶を使用した創作イタリア料理 等)
食費・宿泊費等の負担について
参加費:税込14,000円
食事:自己負担(10,000円~15,000円程度)
交通費:自己負担
- ※現地でお支払いいただきますので、現金のご用意をお願いいたします。
- ※現地までの交通費及び体験プログラム期間中の食費は、別途ご負担お願いいたします。
※案内所への登録、SNS等での情報発信が要件になりますが、来県時の往復交通費の1/2(上限3万円)を補助する関係人口来県支援交通費補助金がご活用できます。(1年度につき1人1回限り)
受入団体地域の中心となる活動場所
山口市徳地堀
地域のキーパーソンからのメッセージ
本プログラムは、これらの薬草茶をさらに地域を支える特産品として育て、地域の課題への解決に向けてアプローチをしていくにはどんなことができるのかを、外からの視点で一緒に考えてくれる人を呼び寄せたいと思っています。なんだか、呼び寄せられている…と感じた方。お待ちしています!