〔レポート〕萩の日本酒がつくられる環境を守ろう!(萩市むつみ地域)

プログラム概要

萩の酒は、良質な水と溶岩台地が生んだ土壌、中山間地ならではの気候が稲作適地となって酒米を育み、長州藩都・萩の城下町が酒の一大消費地として上質な酒造りの基盤をなし、人々の知恵と技により受け継がれて広く親しまれています。

2021年3月、萩市と阿武町にある6つの酒蔵が製造する日本酒が、酒類では中国四国地方で初めて、地域の風土と結びついた特産品を保護する国の制度「地理的表示(GI)」に指定されました。6つの酒蔵と集落営農法人で構成される「萩酒米みがき協同組合」は、萩阿武で日本酒がつくられる風景・環境を守っていくため、仲間の輪を広める「Thanks Buddy」プロジェクトを展開しています。

実施内容【第1回:10月10日〜11日】

実施内容【第2回:12月6日〜7日】

この日の交流会は、素敵なご夫婦が営まれる「yamamichi食堂」さんへ。台湾料理やスパイスの効いた多国籍なメニューと萩のお酒を心ゆくまで堪能いただき、歴史に裏打ちされた萩市とお酒のつながりについて、改めて深く知ることのできた1日となりました。

実施内容【第3回:2月28日〜3月1日】

プログラムコーディネーターへインタビュー

株式会社ヨシダキカク
吉田 知弘 さん

岡山県倉敷市出身。2016年に山口県萩市へ移住し、地域おこし協力隊として活動。任期後に株式会社ヨシダキカクを立ち上げ、イベント企画や一棟貸し宿の運営、中山間地域の支援に取り組む。現在は、地域おこし協力隊のサポートや関係人口創出にも関わっている。

Q. 今回プログラムを企画・実施されたきっかけは?

萩に移住してきた当初、地域の人と関わる中で、この場所と距離が少しずつ縮まっていく感覚がありました。観光でも移住でもない、“もう一歩踏み込んだ関わり方”があることで、その地域が特別な場所になっていくと感じています。今回のプログラムでは、日本酒という地域文化を軸に、「関わる」「関係が生まれる」きっかけをつくることを意識しました。同じ時間を共有することで、萩が“また帰ってきたい場所”になることを目指しました。

Q. 取り組んでみてよかったことは?

3回のプログラムを通じて、関係が少しずつ深まっていくプロセスをつくれたことが大きかったと感じています。

①繰り返し訪れることで、参加者と地域の人との間に自然な関係性が生まれたこと

②日本酒という共有のテーマを通じて、地域のプレイヤーの想いや背景が伝わったこと

また、地域側にとっても、外から来る人との関わりを通じて、自分たちの暮らしや文化の価値を見直す機会になりました。

Q. 今後の目標は?

関係人口は「つくるもの」というより、「関係が続く仕組みの中で自然と生まれていくもの」だと感じています。今後は、関わりが一過性で終わらないように、地域の中に“受け皿”や“関わりしろ”を整えていきたいと考えています。それぞれの距離感で関われる状態をつくりながら、地域の活動や風景が無理なく続いていく形を目指していきます。

参加者からのコメント

・複数回の間に人間関係も構築され、リラックスした中で踏み込んだ理解ができた

・季節を変えて自然、行事、飲食を体験したい

・さまざまなコンテンツを企画いただいて満足

・次年度のプログラムも参加したい