〔インタビュー〕(一般財団法人山口観光コンベンション協会徳地支部・丸本華代さん)山口市徳地地域ならではの魅力が詰まったワーケーションを実施!

プロフィール

丸本華代さん

(一般財団法人山口観光コンベンション協会徳地支部)

「訪れる人も迎える人も幸せになる旅をつくる」をモットーに、着地型ツアーの販売やイベントの企画・運営、広報の事業を行っており、外から人を呼び込み、徳地地域で様々な体験を提供することを通して、地域を次代へつないでいくことをめざしている。

Q. 実施したプロジェクトの内容を教えてください。

3泊4日のプログラムで実施して、午前中はテレワーク、午後は自然に触れていただく体験というプログラムを考えていたのですが、中には体験重視の方もいらっしゃったので、その方たちは宿として利用していた超民家やまねさんで急きょ自然農法の田植え体験をしていただいたり、ご家庭で番茶をつくられている農家さんを訪ねたりして過ごしていました。夜は3日とも晴れていたので、地元の人だけが知る場所、一般にもよく知られている場所など、毎日違う場所に行ってホタル鑑賞を楽しむことができました。まるで自然のイルミネーションのようで、共鳴するように同時に光っていて、奇跡なんじゃないかと思うぐらいたくさんのホタルに出会うことができました。

Q. プロジェクトに取り組んだきっかけは?

山口市からの受託事業で、昨年度はじめて南部地域で3回、市内中心部の大殿地域と徳地地域で1回ずつ開催しました。参加者の方が「ホタルを見たことがないから見に行きたい!」とおっしゃったので急きょ一の坂川へ足を運んでみたのですが見頃の時期はもう終わっていて、2、3匹飛んでいるだけでした。それでもすごく感動されていたので、こんなに都会の方はホタルに感動するんだと知って、ホタルを中心としたワーケーションを徳地で企画してみようと思い立ち、今回開催することができました。

Q. どんなつながりが生まれましたか?

番茶づくりに興味があるので話を聞きたいという参加者の方がいらしゃったので、ご自宅で飲むお茶を昔からつくられている農家の方に協力いただいて、庭の一角にある茶畑でお茶摘みをして、鉄鍋で炒って揉んでお茶にするという体験をしました。これは私たち地元の人間にとっても新たな発見で、地域同士でのつながりも生まれました。インスタで発信してくださる人、口コミで参加してくださった方など、外に向けてのつながりもできつつあります。
※参加者のインスタグラムより→https://www.instagram.com/p/Ct_n1JiJijk/?utm_source=ig_web_copy_link

Q. 今後どんなプロジェクトに取り組んでいきたいですか?

お子さん連れのお母さんが「子どもがカエルを手でつかんだりヘビを見て喜んだりしている姿をはじめてみました!東京では全然こんなことしないのに」とびっくりされていたことが印象的で、お子さんにもいい影響を与えているんだなと感じました。そのため、今後は親子向けワーケーションも企画していく予定です。今回急きょ実施した田植え体験のように、参加者と地域の人が交流する中で自然発生的に生まれるできごとも大切にしていきながら、プログラムを実施できればと思っています。