プログラム概要
山口県北部の長門市俵山地域は、 江戸時代には長州藩毛利家直営の湯治場として知られた名湯が湧く湯町があることで有名です。
その一方で、俵山地区にて多く栽培されている樹齢20年以上の「長門ゆずきち(※)」の畑が、所有者の高齢化等により手入れや収穫が困難になってきています。
(※)萩市田万川地域原産の香酸柑橘。爽やかな香りとまろやかな酸味が特徴の山口県オリジナル品種。
実施内容【第1回:9月19日〜20日】
(1日目)
俵山温泉街にある「ゲストハウスねる山」に集合し、オリエンテーションからプログラムがスタート。
ゆずきちドリンクと三猿まんじゅうがふるまわれ、今回のプロジェクトを担当される井上さんから俵山での体験についてご説明いただきました。
井上さんの明るく楽しいお話に、参加者の皆さんも自然と笑顔に。初対面同士とは思えないほど、終始和やかな雰囲気の中で交流を深めました。
その後は作業着に着替え、「ゲストハウスねる山」から約2km離れたゆずきち畑へ。
ゆずきちの収穫方法についてレクチャーを受けた後、小雨が降る中での収穫体験となりました。
雨にも負けず、参加者の皆さんは一つひとつ丁寧にゆずきちを収穫。実際に畑に入り、地域の恵みに触れることで、普段なかなか味わうことのできない農作業の楽しさを体験しました。
小雨が降る中、2日目がスタート。この日は「里山ステーション俵山」を舞台に、俵山のそば畑で育ったそばを使ったそば打ち体験と、前日に収穫したゆずきちを使ったアロマ蒸留体験を行いました。
まずは、俵山で育ったそばを使ったそば打ちに挑戦。地域の食材を自分たちの手で調理することで、俵山の食の魅力をより身近に感じることができました。出来上がったそばには、前日に収穫したゆずきちを添え、見た目にも爽やかな一品に。打ちたてならではのコシのあるそばを、ゆずきちの爽やかな香りとともに味わいました。
昼食後は、長門ゆずきちなど地域の素材を活用したアロマブランド「候 kou」を展開されている中村さんから、アロマ蒸留についてのお話を伺いました。前日にみんなで収穫したゆずきちの皮を一つひとつ剥き、その皮を使ってアロマ液を抽出。普段は何気なく捨ててしまう皮から、香り豊かなアロマが生まれていく過程に、参加者の皆さんも興味津々の様子でした。
最後は、抽出したアロマ液をそれぞれ瓶に詰めてお持ち帰り。自分たちで収穫したゆずきちが、そばやアロマへと姿を変えていく一連の体験を通して、地域の資源を余すことなく活用する、俵山ならではの暮らしや知恵に触れる2日間となりました。
そして何より印象に残ったのは、体験の一つひとつだけではなく、出会った俵山の皆さんの温かさ。
人との交流を重ねる中で、俵山が「人と人をつなぐ場所」であることを実感する時間となりました。
次回はまた季節を変えて、今回とは違った俵山の魅力に出会えることを楽しみに、参加者の皆さんは帰路につきました。











