〔レポート〕山口ナンブの“クラシゴト”〜ぶどう畑とフレンチレストラン、わたしのふるさとプロジェクト〜(山口市南部地域)

プログラム概要

山口市は山口県の中央部に位置し、各地から好アクセスであることに加え、海と山の豊かな風土に恵まれた“ちょうどいい”田舎。

その一方で、人口減少や高齢化による地域の担い手不足、空き家の増加や遊休農地の活用難などといった課題も見られます。

実施内容【第1回:7月20日〜21日】

夜は、「環る(めぐる)古民家」にて、自家農園で採れた新鮮な野菜を贅沢に炭火でいただくバーベキュー交流会を開催。実際に目にして、歩いた農園で力強く育った野菜をいただきながら、人と食の魅力を知っていただく機会となりました。

※1鋳銭司ぶどう組合、地域おこし協力隊、鋳銭司自治会、地元酒店他有志の協力により誕生した新しい鋳銭司の特産品

※2ぶどうの房に実った粒同士が均等に成長できるよう、余分な粒を取り除き、形を整える作業

実施内容【第2回:9月13日〜15日】

夜は、山口市内で活動する事業者や地域おこし協力隊の方々と交流会を開催。ぷりっぷりのお刺身やお肉、市内北部で獲れたお米を使用したおむすびなど、地元食材の豊かさを実感する時間となりました。

実施内容【第3回:11月22日〜23日】

夜は、山口市徳地地域で開催されていたワーケーションプログラムを訪ね、まるで親戚の集まりのようなアットホームな雰囲気の中で交流会を開催。地域で作り続けられているモクズガニのお汁やほっかほかの釜炊きご飯、徳地地域で150年以上の歴史を持つ伝統野菜「やまのいも」などを酒の肴に、本プログラムで関わらせていただいた「益次郎ワイン」をいただき、何とも言えない多幸感に浸った夜となりました。

プログラムコーディネーターへインタビュー

Kizuku Project
中岡 佑輔 さん

兵庫県神戸市生まれ。2児男子の父。

2019年に地域おこし協力隊制度を活用して山口市へ移住。レザークラフト活動の傍ら、協力隊1年目に、自然や素材の豊かな山口暮らしの“気づき”を価値に変える仕事をしたいと思い、「Kizuku Project」として再起業する。主な業務は、レザークラフト関連業、地域と人をつなぐコーディネート、イベントの企画運営、その他地域活動など。

Q. 今回プログラムを企画・実施されたきっかけは?

私は、地域おこし協力隊として山口市ナンブエリアへ移住して7年になります。特に協力隊時代は全てが新しい体験で、地域の人と触れ合う中で自分の考え方や価値観が変わっていきました。その新しい自分への“気づき”を生むことこそが豊かさだと感じ、そんな体験ゴトのサポートがしたいと思うようになりました。今回のプロジェクトは、人、素材、環境を通して地域に入り込んで、等身大の地域を肌で感じていただきたいと思ってました。

Q. 取り組んでみてよかったことは?

テーマは“共感・共創・共有”。年3回同じ参加者をお招きし、地元のメインプレイヤーと共に体験していただけた結果として

① 参加者+地域メンバーで空き家をリノベし、リアルなつながりしろを構築

② 関わっていただいた地元民と参加者のネットワークの構築

③ メインプレイヤー・地域へのファン化を構築

したことで、その後も自発的に地域へ通っていただいている方もいます。

また、並行して地域の方への活動周知の場にもなり、これからのビジョン共有もできたことはなによりの収穫です。

Q. 今後の目標は?

今回のような地域内外の接点を通じて地域に愛着を持つ方を増やし、同時に地元の受け入れ態勢や案内役となり得るプレイヤーも増やしていきたいと思います。個人的にも宿泊施設の運営も視野に入れつつ、常に共創・共有を意識し、それぞれの新しい価値観を引き出したいと思っています。

参加者からのコメント

・日常生活では知り合うことができなかった方々と出会い、ともに人が集まる場所を作るという、とても貴重な体験を共にできた

・このようなプロジェクトに参加される方々はそれぞれ思いを持って参加されているからこそ、こちらも学びがあるし、話していると心が豊かになる

・ここだからこそ味わえる空間、魅力、人、食、これからも必ず関わっていきたい

・穏やかな場所で働きたい思いに、山口県をその場所として選べたらと思う

・まだ続きがある気がしている

・観光とは違う、地域に近しいところで生活や地域課題に携わったり、地域にの未来に関与する貴重な経験ができた