〔レポート〕【9月開催】新しい大津島のポスターをつくろう。/【12月開催】すだいだい収穫体験(周南市大津島地区)

プロジェクト概要

大津島は、山口県周南市にある離島で、美しい瀬戸内海に囲まれた、自然豊かな島です。高齢化が進み、住民のほとんどが高齢者のこの島では、13年前に地域おこし協力隊として移住してきた大友翔太さんを中心に、関係人口を創出する取り組みが継続的に行われており、2019年から毎年、拓殖大学(東京都)の学生たちが島を訪れています。

12月にはポスターづくりの続きに加えて、毎年恒例のすだいだい収穫体験を実施。すだいだいを使ったポン酢やドレッシングなどの新しい商品を企画・開発してもらいました。

実施内容【第1回:8月31日~9月3日】

実施内容【第2回:12月7日~12月10日】

プロジェクト実施団体へインタビュー

大津島地区コミュニティ推進協議会
大友 翔太 さん

東京都出身。 拓殖大学を卒業後、平成22年12月~26年3月 まで、地域おこし協力隊員「島おこし隊員」として大津島で活動。任期終了後の同26年度からは、周南市教育委員会馬島公民館主事として勤務し、大津島観光協会事務局としてこれまで同様の地域づくり支援を行っている。

Q. 今回プロジェクトを企画・実施されたきっかけは?

◉ポスターづくり
大津島の今ある姿を一瞬一瞬でとらえ大事にするという思いを込めて、学生たちにフィルムカメラを使ったポスターづくりに取り組んでもらいました。フィルムは現像代が高いので、学生たちに1枚の写真を撮ることの重みや緊張感を感じてほしいと思い、あえてフィルムカメラを使うプロジェクトにしました。

◉すだいだい収穫体験
こちらは毎年実施している取組で、学生たちが植えたすだいだいを収穫してポン酢とドレッシングを作ってもらっています。学生たちと楽しみ、試行錯誤しながら、新しい取組の種になる活動を続けているところです。

Q. 取り組んでみてよかったことは?

一場面ごとを切り取るフィルム写真のよさを学生が肌で感じてくれたことですね。いい写真もあるし、暗くて全然うまく撮れなかったものもありますが、フィルムカメラを使った意義がありました。一方で、いざポスター制作に取り掛かってもらった時、想像していた以上に学生たちがデザインするのに苦労していましたね。例えば、写真はすばらしいショットでも、フォントが江戸文字になっている。ポスターを見てもらうメインの対象は若者に設定していたので、今の若者が興味を引くようなデザインにしてほしいとオーダーして、何度も修正をしてもらいました。

Q. 今後の目標は?

現在、大津島には島内に住む60歳以下の人がもう10数名ほどしかいない状況です。では、何もできない、しないのか。というとそうではなく、今できる範囲でやっていかなければならない。そこで、「関係人口である学生や大津島に興味がある人たちにも地域づくりを担ってもらって一緒に活動しよう。」、「額に汗して動いてくれる人材に来てもらい、彼らの肌感覚で大津島を理解し、支援してもらおう。」そのように、より深く関係人口の構築を目指していきたいと思っています。

参加者コメント

<拓殖大学2年 吉田千聖さん>
島民の方々は大変な作業の中でも学生たちを気遣い、笑顔を絶やさずにいてくださいました。すれ違っただけでも話しかけてくださったり、手を振ってくださったりして、この4日間は常に大津島に住む方々の心の温かさを感じました。
満天の星空、島民の笑顔、綺麗な海と夕日、沢山の猫、空気の良さ、豊かな海の資源など語り尽くせなほどに大津島には沢山の魅力があります。
こんな素敵な島をもっと多くの人に知ってもらいたい、もっとたくさんの人に訪れてもらい、いつもよりゆっくり過ぎる時間を楽しんで貰いたいと強く思いました。
今回私は、すだいだいの収穫と回天基地まで続く道の側溝掃除を中心に活動しました。大量のすだいだいの収穫や、多くの土が積もった側溝の掃除は大変で島の皆さんだけでは到底終わるものではありません。回天基地跡まで続く道も誰かが掃除をしなければ落ち葉が降り積もったり、雑草が沢山生えてしまったりして歩けないほどになります。常に島の人々は遊びに来て下さる観光客のことを考えて掃除をして下さっていたのだと今回の合宿で気が付きました。大津島をもっと振興させることは島民だけでは叶わないと考えます。私たち学生が出来ることは少ないですが、今回の活動で少しでも大津島の活性化への力になれていれば嬉しいです。地域活性化の手助けに少しでもなれたことは、大津島活性化の1歩を踏み出せただけでなく、私たち学生の心まで成長させてくれました。貴重な活動に参加出来て本当に良かったです!大津島の皆さんありがとうございました!

<拓殖大学4年 赤松龍聖さん>
12月初旬、私は山口県周南市大津島に訪れ、地域活動を行いました。
活動内容としては、すだいだいと言う柑橘類の収穫や堤防の除草作業、回天訓練基地跡地周辺の溝上げ作業などです。島内は高齢者が多いため、作業は重労働なものがほとんどでした。しかし、普段できないような作業を行うことができ、きれいに整備された島の環境を見られるようになり、達成感も得られました。
一方、島の自然の豊かさにも驚かされました。昼は暖かく寝ている猫に癒され、夜は満天の星空を見上げ感嘆しました。また、島で採れた食材も美味でした。収穫作業を行ったすだいだいは大きく実り瑞々しく、昼食の時に島の方のご厚意により提供された魚は、今まで食べた刺身の中で最も美味しかったです。現在、大津島は超少子高齢化社会にあり、遠くない未来に島の文化が消えてしまうかもしれません。そうならないように、今回、収穫したすだいだいを販売したりして多くの方に大津島を知ってもらい、関係者人口を増やしていきたいです。

<拓殖大学4年 森拓海さん>
私は大津島を訪れるのは今回で5回目でしたが、毎回プログラムが異なり新たな発見をすることが出来て良い経験になっています。今回の新たなプログラムとして、すだいだいを使用したポン酢やドレッシングなどの新メニューの作成がありました。行動班のメンバーと協力して開発を行い、満足する味のレシピを作れたのではないかと思います。他班の開発したレシピも含め、いままで活用法を上手く伝えることができず、商機を逃していたお客さんに伝えることが出来れば、購入してくれるのではと考えており、やっちゃばなどでの販売時に活用したいです。
また今回のメンバーの中では多く島を訪れている中で、班を主導する機会が多くありましたが、説明を分かりやすくできずに、メンバーが困っている場面がありました。今後社会人になるにあたって、同じような場面が多くあるのではないかと考えられますが、成長が必要だと改めて感じました。最後に私は大学生活を通して合宿をはじめ、大津島関連の多くの活動に参加してきました。苦労や困難は多くありましたたが、毎回とても楽しく勉強になり成長することが出来て、かけがえのない経験となりました。この活動で学んだことを今後の人生に活かしていきたいです。

<拓殖大学2年 飛ヶ谷莉菜さん>
大津島でのゼミ合宿は、多くの貴重な経験をさせていただきました。特に、すだいだいの収穫から選別を通じて、人と人との結びつきを感じることができました。
すだいだいの収穫では、山へ向かう道のりが厳しく、収穫後の下りの運搬作業も、非常に体力が必要なものだと感じました。これを通じて、島民の方々や先輩方が今までこれだけの労力をかけて実りがあることに人と人との繋がりを感じ、感銘を受けました。また、選別作業では、素朴ながらも人の手で選んでいく手作業の重要性を実感しました。
大津島の地域復興の一環として参加したこのゼミ合宿は、自らの手で実りを得る過程や島民の方々の知識と経験を教えていただいたことを通じて、人と人との繋がりを感じさせていただきました。島の魅力を広く知ってもらうためにこれからも地域社会に貢献していきたいと思いました。そのためにも今後は、島と都市を繋ぐ販売活動を通じてこの貴重な体験を活かしながら、様々なことを学んでいきたいです。

<拓殖大学2年 久保谷巧さん>
今回の大津島合宿で私は大津島の隠れた魅力を知りました。
隠れた魅力というのは主に夜間にあると感じました。一つは夜の釣りです。大津島に来る方の大半は日中に釣りをして最終便で帰るという流れが出来上がっているように感じます。ですが日中は、釣れている人をほぼ目にしませんでした。一方、夜に私が釣りをすると、日中とは打って変わってスズキやアジなど様々な魚を釣ることができました。私自身釣り人であり、釣り人は釣れる場所に行く傾向にありますが、日中の大津島の状況では釣り人に対してのアピール力が弱いと感じました。夜間の釣りなどを行う人が増加し、釣りの途中で軽食などをとる機会が日中のみよりも増えるとごみの増加などの環境問題を考えなくてはいけませんが、釣り人に何かしらのアピールをするべきだと感じました。
もう一つは夜空の星です。大津島に住んでいる方々は見慣れているかもしれませんが、大津島で私が見た夜空は人生で一番きれいでした。新幹線も通っている徳山駅から島へのアクセスは良く、市街地から数十分であの夜空を見ることができるのはなかなかないと感じました。
上記二つの魅力は、まだほかの人は触れていない魅力であるどちらも夜間であり、3泊4日合宿中の大津島に観光に来る人たちを何度も目にしましたがそのなかで夜も島にとどまる人はいなく、それは宿泊施設の存在を知らない人がほとんどであると感じました。大津島の魅力は島の人々の温かさ、歴史的建造物などのほかに、夜にも魅力があり海の里などの宿泊施設もあるということを伝えるべきだと思います。大津島で迎える朝は都会で迎える朝よりも心地よく、緊張とは真逆のその心地よさに惹かれ、島に再訪する人や移住を考える人も増加すると考えます。私は、歴史を間近で感じることのできる建造物や島の自然が好きです。今の豊かな自然を残しながら発達させることは至難の業ですが、大津島の魅力を多くの人に知ってもらいたいと思います。

<拓殖大学4年 高橋優一郎さん>
私は、今回の合宿で2回目の大津島訪問でした。2日目夕方からの参加でしたが、全日程とても貴重な体験と思い出に残る体験をさせていただきました。私が前回、大津島を訪ねた際は夏で、すだいだい畑の雑草取りなどの管理作業がメインでしたが、今回は馬島の山頂にあるすだいだい収穫に参加しました。すだいだいを収穫するにあたって、整備された道のない険しい山道を30分ほど進んだ先にすだいだいが育っており、学生の私たちでもかなり苦戦しました。島民の方々は私たちよりもはるかに年上で高齢の方が多い現状で、この収穫はかなり厳しいと思いました。そういった中で、今回のような若者が島へ行き活動をしていくことが大事であると感じました。2回の大津島合宿を経て、都会に住んでいて触れ合うことのない大自然で貴重な体験をできて良かったです。

<拓殖大学2年 佐川悠さん>
今回の合宿は、責任感の向上と地域の活性化、一次産業に関して深く考えられるとても充実した合宿でした。実際にすだいだいの収穫をやってみて一次産業の大変さとやりがいを感じました。収穫するにも様々な道具や場所、労働力などを必要とし一つ一つの作業の大変さを直に感じられました。夏の段階では草刈りをメインに行っていましたが、今回は自分で収穫したすだいだいの皮をむいたり、果汁を絞ったりして加工までさせてもらいました。このことは将来に生かせる良い経験だったと思います。大津島はすだいだいを売りだしていこうとしている島で、島のPR活動の一環として貴重な活動に参加することが出来てとても良かったです。また島民の協力も厚く、島全体が活性化させようとしている姿がとても印象に残っています。埼玉県に住んでいるため普段見たり感じたりすることのできないことがたくさんありました。大津島は、自然豊かで人間魚雷回天の発射台があった場所でもあり、歴史にも精通していて様々なことを学ぶことができて、実りある充実した合宿を送れたと思います。

<拓殖大学2年 王錦衛さん>
夏合宿後の3ヶ月後、もう一度大津島を訪ねました。前回、酢橙の管理作業と観光宣伝ポスターの作りを任務で、今回は、すだいだいの収穫と出荷の準備をしました。
最初の日の午前、私の班は天が浦のすだいだいを収穫しました。天が浦の畑は、一辺が低くて、鉄の網に保護される状態でした。ただ、その網は古くて柔らかい上に、その辺は滑りやすいため非常に危なかったです。それでも、私たちは困難を克服してたくさんのすだいだいを収穫しました。午後、私達は回天トンネルの落ち葉と泥に詰められた溝を清掃しました。
2日目の作業は大変で、同じすだいだいを収穫しにいくため、山を登りました。その道が狭くて濡れていたため、危なかったです。収穫の際は、樹が高いため、樹に登らないと収穫できません。帰ってきた時、私は広くて乾燥な線路を発見し、すだいだいの運びはより楽になりました。落ち葉だらけの道で何回も滑った人もいましたが、楽しかったです。その後は、すだいだいの洗浄と絞りなどの作業で、量が多かったですが、皆さんと頑張って全部の作業を終わらせました。次の合宿も期待しています。

<拓殖大学2年 齋藤ちひろさん>
今回もゼミ合宿という形で大津島に訪問し、すだいだい収穫と加工作業のお手伝いをさせてもらいました。私は2日間という短い期間で収穫のみの参加でしたが、普段地元で住んでいたらできないような体験をさせてもらいました。果物の収穫は、私の身近ではこの島に来ないとできない体験だと思っているので、収穫作業のお手伝いができたことがとても嬉しかったです。収穫する時に切り口からの柑橘系の匂いがしたことがとても印象的でした。2度切りすることとすだいだいの水拭きした後の乾拭きの際に、ヘタのところに水分が溜まりやすいのでよく拭くことの大切さも学びました。すだいだいに触れ合う機会がどんどん増え、新しい知識が増えているように感じています。すだいだいを販売する時にお客様が知らない果物でも手に取りやすいような果物にする為に、これからすだいだいを紹介する時に本来の魅力が伝わるようにもっとすだいだいについて学べたらと思います。

<拓殖大学2年 山﨑奏穂さん>
私は今回大津島に行きすだいだいの収穫から絞り作業、すだいだいを使ったポン酢やドレッシング作りをしました。一連の作業をして、仕分け作業や皮剥きなど全て手作業で行っていることには衝撃を受けました。人の手で全ての作業をし、私たちが学園祭などで売ったシロップができていたのだと思い、手間暇がかかっていることを初めて知ることができました。大津島では、都会ではできないような生活ができることも魅力だと感じています。周りにコンビニ、スーパーがなく自販機も少ない。来る度に、東京には当たり前にある物が無くて驚くとともに、自然の豊かさや地域の暖かさを感じられ、リフレッシュすることができます。今回の合宿では、夜の外に星が広がっていたことはとても印象に残っています。都会では絶対に見られない無数の星があり、とても感動しました。大津島での合宿は、普段の学校生活では味わえない経験や思い出ができ、大津島に来てよかったと思わせてくれます。

<拓殖大学2年 髙橋里奈さん>
今回の冬の合宿を通して、いくつかのことを学ぶことができ、夏合宿に引き続き、自分にとってとても良い経験をさせて頂いたと思っています。
広範囲にわたって、すだいだいの収穫作業に取り組み、身体への負担は大きく、正直すごく大変でした。しかし、収穫作業の大変さ以上に得られるものは沢山あって、沢山のことを学べました。私たち大人数の学生で、場所を分担して収穫に取り組みましたが、もし、この作業を一人または少人数でやるとなると、何日もかかってしまい、加工作業や磨く作業までいきわたらないのではないかと思いました。そこで、一人一人の力や協力は必要不可欠になり、自らの積極的な行動をすることが大切なのだと感じました。一人で自立して、どんな事柄にも取り組み、一人では困難な作業については、友人に助けを求め、学年関係なく、協力し合うことが重要であるということを学ぶことができました。
友人・先輩方と4日間の生活を共にして、また新たな発見をすることができ、より深い人間関係が築くことができたと思っています。食事を作ったり、夜一緒にお酒を飲んだり、先輩方に深い話しを聞いて頂いたりなど、合宿という場でしかできない体験をすることができ、学校生活や授業、課題も大変な状態であったが、行って良かったと切実に思います。4日間を通して、とても楽しく過ごすことができ、自分自身とても成長することができたと思っています。4年生が最後の合宿になってしまうということもあって、私自身、今後の焦りや不安もあり、先輩方の良いところをより多く吸収しなければならないと思いました。先輩方の視野の広さ、臨機応変な行動力、自分たちの学年には欠けている様々な点にも気づくことができました。先輩の存在が偉大であると同時に、個人的には、「自分達の代が歴代最高の学年であった」と、周りの人達から言ってもらえるような代になれるように、成長していきたいと今回の合宿を通して改めて思いました。

<拓殖大学2年 守屋拓海さん>
大津島冬合宿を経て、もっと大津島の魅力を発信していきたいと感じました。大津島には太平洋戦争時代に投入された人間魚雷「回天」の基地跡や、世間一般あまり知られていないすだいだいの収穫など貴重な時間を過ごせる離島です。私は夏合宿も参加し、すだいだい畑の整備や島の方々との交流を経て、各班でポスターを作成し島の魅力を伝える活動を行いました。関東の生活に慣れていたので、島に着いて飲料自動販売機が全体で4つしかなく、コンビニもないことに驚きを隠せず、生活に苦労しないのか疑問に感じていました。
しかし、生活の中で、海釣りをしたり、空いっぱいに広がる星を眺めたり、自然に触れあいながらの生活も非日常を感じられていい経験を積むことが出来ました。今回収穫したすだいだいを東京に持って帰り、来年の学園祭や青空市場、アイランダーなどで再び販売し、実際に私たちが体験した大津島での活動を伝えていくことで色んな方々に知っていただけたら光栄です。

<拓殖大学4年 後藤優治さん>
私は、2年ぶり2回目の来島でしたが、以前と変わらない自然・都会の喧騒とは無縁の生活を送り、心を洗い流すことができました。また、ゼミナールの仲間と過ごす時間はかけがえのないものとなり、学部生時代を締めくくる最後の合宿として最高の思い出となりました。来島の目的は、拓殖大学関良基ゼミナールで行われる酢橙の収穫・出荷準備、大津島に対するボランティア活動です。また、すだいだいを用いた商品開発にも取り組み、東京の人々に本活動を広めていくことも目的でした。本活動を通じて、移住の選択肢を取ることができない私は、マンパワーが必要となる一連の作業を継続して維持していくためにも、今後も大学OBとして関係人口増加に寄与していき、今後の大津島コミュニティの維持に貢献していきたいと考えています。

<拓殖大学4年 山岸寿弘さん>
私にとって大津島は日常を忘れることのできる別世界に来たようなとても居心地の良い故郷です。
大津島の魅力について島に着く前から分かっていたものの、やはり島に足を踏み入れ、味わい、感じたことの大きさには到底敵わないと思いました。自分で体感する、体験することの大きな意味を感じました。
その中でも私の記憶に残っている活動は、すだいだいの収穫と夜空に浮かぶ満点の星空です。すだいだいの味、重さ、見た目の全てが印象的であり、どのようにこのすだいだいを活用し、多くの人に認知してもらうことが出来るのか考えを膨らませました。
また、仲間や後輩たちと見た絶景かつ満点の星空はとても綺麗で、空気が澄んでいて、そのような環境のおかげで、普段関わることのない後輩たちとも仲良くなり、お互いを知ることができました。
3泊4日だけでは経験、理解しきれない大津島の魅力を体感して、4年であり最後の合宿だとは分かっていても、また必ず来たい、帰ってきたいと思える私にとって故郷のような場所になりました。

<拓殖大学3年 蔭山大樹さん>
大津島合宿は素晴らしい経験でした。自然に囲まれた環境での滞在は心地よく、新鮮な空気や美しい青い海に癒されました。バイトや学業から解放され、ゼミメンバーとの交流により協力の大切さを学び、共に課題に取り組むことでチームワークが大幅に向上したと感じています。
地元の文化や歴史との触れ合いは貴重で、地元の人々と深い交流がありました。堤防を見た時は火が落ちてきてベストタイミングなこともあり、ほんとに感動しました。
すだいだい収穫作業では、リーダーシップや協力の大切さを実感しました。自分は合宿に参加したのは初めてだったのですが、普段ではできない良い経験をさせていただいてと思っています。
合宿の終わりには、成果を振り帰る交流会が行われました。地元でとれた魚を使った鍋料理は絶品でとても有意義な時間を過ごすことができました。
大津島合宿は新たな視点を得るだけでなく、ゼミメンバーとの結束を深め、リーダーシップや協力の大切さを実感する素晴らしい機会でした。これからの活動で、得た知識や経験を存分に活かしていけることを楽しみにしています。 

<拓殖大学4年 福岡由基さん>
今回2年冬から数えて5回目の参加で実家に帰るような安心感で大津島に行くことができました。裏で今回の合宿に関して動いてくれた人には感謝しかないくらい4年生は楽しめたと思います。前年度よりどこも収穫量が多い気がして加工の段階が大変でした。やっちゃばではその果汁を使ってもっと売り上げを上げてもらいたいです。
2日目に急遽できた班でリーダーをやらせてもらいましたが、こんなよくわからん先輩の指示に従ってくれてありがたかったです。私は、合宿は遊びにいっている感覚なので一番記憶に残っているのは夜の飲み会でした。ゼミはサークルと違って後輩と関わる機会が少ないので楽しかったし嬉しかったです。今年で卒業ですが、また来年、合宿がもしあるのであれば参加したいです。

<拓殖大学3年 大坪佑太朗さん>
今回の合宿に参加しているとき、考え深く感じたこと、嬉しく思ったことがありました。考え深く感じたことは、今回の合宿にて、私たちの6次産業化活動の原点に携わっていることを実感したことです。すだいだいの収穫や選別、そして私が携わったすだいだいの果汁搾りなど、これらの作業を通じて、今後私たちの活動の要になるのだと感じました。
嬉しく思ったことは、今回初参加のメンバーふぁ合宿を楽しんでくれていたことです。今回の合宿は熊本にリーダーをお願いしており、私自身はあまり合宿運営に携わっていませんでしたが、一ゼミ長として、ゼミ生がゼミ行事に前向きに、そして楽しんでくれていたことがとても嬉しく想いました。

<拓殖大学3年 熊本柚希さん>
ゼミ合宿でのすだいだい収穫は、非常に充実した経験でした。2回目の大津島だったが自然に囲まれた環境での作業は心地よく、都会でのストレスを忘れさせてくれました。
まず、すだいだい収穫の体験は非常に意義深いものだった。実際に手を動かして果物を収穫することで食べ物の大切さや生産をすることの大変さに気づくことができた。また、同じゼミ仲間たちと協力して作業する中で、チームワークの重要性も痛感しました。そして、今回の合宿で改めて人間関係の構築も深まったと思います。大自然の中での共同作業や夜間の交流時間を通じて、普段は見られないゼミメンバーの一面に触れることができ、新たな友情が芽生えたといえるでしょう。大津島でのゼミ合宿は、知識の獲得だけでなく、心に残る思い出をたくさん作ることができた貴重な体験でした。これを通じて、より豊かな人間関係と深い学びを手に入れることができ、ますます成長できたと実感しています。来年も夏冬と合宿が予定されていると思うので必ず参加したいです。

<拓殖大学3年 高橋勇斗さん>
今回の大津島の合宿は、素晴らしい経験でした。初めて大津島に行きましたが、島の美しい自然に囲まれた環境が、秋田から東京に上京してきた自分にとって、日常の喧騒から離れた感じを与えてくれました。
合宿では、話すことがなかったゼミの先輩後輩との仲が深まりました。協力して作業に取り組む中で、お互いについて理解し、チームワークを発揮することができました。これは将来においても役立つ経験であると感じました。
すだいだいの収穫では、島の方々と協力して作業を進めましたが、その際島の方々が実った酢橙を見て喜ぶ姿を見て、すだいだい作りにかける想いが伺えました。
中には、厳しい足場での作業には苦労もありました。しかし、チームが一つの目標にむかって行動することが出来、初めて話すゼミ生ともそこから仲良くなれたのではないかと思います。総じて、大津島の合宿は思い出深いものとなりました。新たな友達との絆、自然と触れ合う喜び、そして自分の成長を感じることができた貴重な時間でした。また来年、すだいだいの栽培に携われたら嬉しいです。

<拓殖大学4年 武田菫さん>
この大津島の合宿で、多くの自然やまだ知らなかった歴史を感じ知ることができました。初めて大津島に訪れた時には、まだ同学年の仲間達とも交流がそこまでなかったので、緊張して参加したことを思い出しました。その回で同学年のみんなと仲良くなることができ、新しい知識が増えたことがとても嬉しかったです。また、今回初めて後輩と交流する機会があり、今までとは全く違い新しい感覚でした。後輩で初めて女子の子達と関わりができ、個人的にはとても楽しく印象的でした。また、夕食を作ってたり作業するときに協力することによって仲良くなれて、この機会に感謝しないとなと思いました。これらの機会を作ってくださった大友さんを始め、関先生や山口つながる案内所の方やふれあいセンターの方々にとても感謝しております。ありがとうございました。

<拓殖大学4年 西野龍弥さん>
大学生として最後の合宿だったので、大学2年生からのゼミの総括という感覚がありました。また、現2年生・3年生も多く参加していて、次の世代に着実に「大津島合宿」というものが受け継がれていっていることを感じる時間でもありました。
思いのほか、下級生たちも自分たち4年生と同程度活発に動いてくれ、その場で的確な判断を下していたことがとても印象的でした。
今まで参加したことのある合宿ではここまで下級生が参加していたことは無かったし、自分たち4年生もこの時期に多く参加しているのを見たことは無かったので、大所帯の楽しさを味わえて嬉しく思いました。
せっかく後輩と仲を深められましたが、卒業までの時間が少ないため、もっと多くの活動を共にしたかった心残りが生まれました。今回の合宿が楽し過ぎて卒業することを寂しく思うようになりましたが、しっかりとした後輩たちがいるのでこの先の合宿も安心して任せられるという気持ちも同時に抱きました。